こんにちは。長谷川佐代子です。
10月に入っても夏日が見受けられましたが、ようやくしつこい暑さも落ち着いて秋本番といった感じでしょうか。毎年のことではありますが、今年の夏も我が家ではエアコンが大活躍でした。夏シーズンはテレビCMでもやたらとエアコンの宣伝をしていたんですが、近年はやたらと「AI搭載」、「自動運転」という単語が目立つように思います。でも、「エアコンにAI?」といまいちピンと来ない方も中にはいるのではないでしょうか。2019年モデルなので来年の買い替え時にはまたさらに進化している可能性もありますが、ひとまずAIがどんなことをしてくれるのかをご紹介してみたいと思います。
日立の「くらしカメラAI」
「くらしカメラAI」はこれまでの赤外線センサーでは不可能だった、「人」と「部屋にいる時間」に合わせた空調設定を実現したものです。たとえば、ずっとエアコンの効いたお部屋にいる人には控えめ、少し前からいて快適になってきた人には程よく、そして今入ってきたばかりの人にはしっかり、など。カメラを搭載したからこそ実現する人認識技術で、個別の空調を実現しているのだそうです。また、料理をしている人の動きを検知して、優先的にエアコンの気流を届けることもできるのだとか。夏場の料理は本当に熱がこもりやすいので、主婦としては嬉しい機能です。
お部屋に長くいると「寒い」と感じても、外から帰ってきたばかりの人がいるから我慢……なんてこともこの「くらしカメラAI」があれば解決ですね。
三菱電機の「ムーブアイmirA.I.」
三菱電機のAIエアコンは、少し先の体感温度を予測することができます。外気温や日光による温度の上昇、住宅の断熱性能を学習しながら、常に快適な状態をキープ。さらに、独自の高精度赤外線センサーが人の手足など細部にいたるまで温度を感知し、冷暖房を自動で調整してくれるとのこと。
たとえば、冬場にエアコンをつけていても、上半身はぽかぽかしているのに足元が寒いということはよくあると思います。これは、温かい空気は上に溜まりやすく、冷気は下に集まりやすいからだそうですが、この「ムーブアイmirA.I.」なら足元の冷えを感知。寒くなる前に“風あて”で足をあたため、暑くなる前に“風よけ”で快適な温度をキープ。さらに天井付近に暖かい空気が溜まったら、サーキュレーターで再び循環。自動で運転を切り替えて、快適な室内環境を維持してくれるのだそうです。
この他にも各種メーカーがAIを用いた色々な機能を売り出しています。加湿や空気清浄をプラスした自動運転や、生活リズムに合わせた自動運転など、どれもありがたいものばかり。もしかしたら、人の手による温度設定やオン・オフの操作などが一切不要になって、全てAIの自動運転がやってくれるような未来もそう遠くないかもしれませんね。
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