冷蔵庫が会話する時代へ。ChatGPT連携スマート冷蔵庫の未来

こんにちは、長谷川佐代子です。

今回は、いま世界で注目を集めている“話す冷蔵庫”―ChatGPT連携スマート冷蔵庫の最新動向をご紹介します。

ChatGPTがレシピを提案?

韓国・サムスンが展開する「Bespoke AI Family Hub」は、AIによって冷蔵庫内の食材を自動で認識し、残っている材料からおすすめのレシピをChatGPTのように対話形式で提案してくれる機能を搭載しています。

「今日の夕飯、何作ろう?」と声をかけると、AIが冷蔵庫内の食材をもとに、バランスのとれた献立を提案。必要な材料が足りなければ、スマートフォンと連携してオンライン注文までサポートしてくれます。

これまで“保存するだけ”だった冷蔵庫が、“考えるパートナー”へと進化しているのです。


「Bespoke AI Family Hub」の主な機能・特徴一覧

  • 335 種類以上の食材を認識する「AI Vision Inside」

 庫内に設置されたカメラと AI によって、入ってきた/出て行った食材を自動で識別し、アプリでも庫内状況が確認できます。

 → 例えば「卵があと何個」「野菜が少なくなってきた」などの通知が来る仕組みです。

  • 32インチ(または大型スクリーン)「AI Family Hub+」搭載

 冷蔵庫の扉右側に大きなタッチディスプレイがついており、レシピ検索、動画・音楽再生、買い物リスト作成など “冷蔵庫越しの情報センター” として機能します。

  • スマートホーム連携/アプリ操作

 Google アシスタントや Samsung の Bixby を使って音声操作が可能。さらに、同社の SmartThings アプリと連携して、他の家電も含めた統合管理ができます。

  • デザイン・カスタマイズ性の高さ

 「Bespoke」シリーズとして、扉パネルの色や仕上げを選べるほか、ガラス仕上げ・ステンレス仕上げなど好みに応じて変えられます。

  • 省エネ・効率化機能

 「AI Energy Mode」など、使用パターンを学習して省エネ運転を行う機能も搭載。冷却コンプレッサーの制御を最適化することで、電気使用量の低減が可能とされています。


食材管理も自動で。無駄を減らすAIサポート

ChatGPTを活用したAI冷蔵庫のもう一つの魅力は、食材管理の自動化です。

カメラやセンサーが内部をスキャンし、購入日・賞味期限・残量などを自動記録。

「卵があと2個しかないよ」「ヨーグルトの期限は明日まで」といった音声リマインドを行う機能も登場しています。

まるで家族の一員のように、冷蔵庫が声であなたに話しかけてくれる――そんな光景が当たり前になる日は、そう遠くありません。


まとめ:AIと暮らすキッチンの新時代

冷蔵庫が食材を管理し、会話を通じて暮らしをサポートする――。

そんな未来は、もう“近未来”ではなく“現実”になりつつあります。

ChatGPT連携スマート冷蔵庫は、単なる便利家電ではなく、

「家族の健康」「食の楽しみ」「時間のゆとり」を支える新しいパートナー。

これからのキッチンは、AIと共に会話しながら暮らす時代へ。

あなたの家の冷蔵庫も、もしかしたら次に“話し始める”かもしれません。

暮らしに役立つデジタルの世界 | 長谷川佐代子

人気のIoT家電やAI家電、ガジェット、アプリまで日々の暮らしをデジタルでちょっと楽にするものを長谷川佐代子がご紹介